「マーケティングって何?」・・・これ、答えられますか?
これをさらっと一言で答えられる方は、続きは読まなくてもOKです。
前回は「マーケティング思考が乏しい企業に未来はありません」と大上段に言い放ちましたが、
「そもそもマーケティングって何?」と言うことを明らかにしておきましょう。
この少し哲学的にも聞こえる問いに対し、さらっと答えられる方は少ないのではないでしょうか?
ビジネスの世界でよく耳にする「マーケティング」という言葉。
何となく漠然と理解してしまいがちですよね。ダイレクトマーケティング・マーケティングリサーチ・インバウンドマーケティング・デジタルマーケティング・コンテンツマーケティング・データマーケティング等など、頭が痛くなるような用語が飛び交う中に我々中高年も身を置いている訳ですから、部分的な理解や何となくの全体理解しか出来なくて当然です。
何故なら我々中高年はマーケティングをちゃんと教えてもらってはいないのです。
だからと言って、現状のように分からないから部下である社員に丸投げしてしまうのはあまりにもに危険です。
なぜなら企業全体の舵を取る立場に我々中高年はいるからです。
マーケティングに類する社員からの様々な提言を判断するにも知識は絶対必要です。
しかし「〇〇〇マーケティング」の詳細まで全て理解する必要はなく、何故それをしなければならないのかを理解出来ればOKなのです。
数ある「〇〇〇マーケティング」を全て深堀りしなくても良いのですが、何故その手段を行うのかを理解するためには、やはり「マーケティングって何?」を簡潔に理解する必要があります。実はマーケティングの根本が分かればこれら枝葉も案外理解し易いものなのです。
では、そもそもマーケティングとは何でしょう?
Wikipediaによると
アメリカ・マーケティング協会によるマーケティングの定義としては
マーケティングとは、顧客、依頼人、パートナー、社会全体にとって価値のある提供物を創造・伝達・配達・交換するための活動であり、一連の制度、そしてプロセスである。
日本マーケティング協会(1990年の定義)定義としては
マーケティングとは、企業および他の組織がグローバルな視野に立ち、顧客との相互理解を得ながら、公正な競争を通じて行う市場創造のための総合的活動である。
米国の経営学者フィリップ・コトラーによれば
製品と価値を生み出して他者と交換することによって、個人や団体が必要なものや欲しいものを手に入れるために利用する社会上・経営上のプロセス
となっています。
益々分かったようなそうでないような感じになりますよね。(苦笑)
これでは我々中高年にとって更なる「もやもや感」が残ります。
中高年がスッキリする魔法の言い換え言葉
この「モヤモヤ感」を解消するために我々中高年にもズバリ腹に落ちる言い換えがあります。
そう難解なマーケティングを一発で言い換える魔法の言葉です。
その言葉とは・・・
「マーケティング」=「売れる仕組み作り」
どうですか?
「売れる仕組み作り」と言い換えたら腹に落ちませんか?
ポイントは「売る仕組み作り」ではなく「売れる仕組み作り」という点です。
「売る」は企業側の視点。「売れる」は顧客側の視点です。
この視点こそがマーケティングの基本になります。
現在は以前のように企業側(お店)からの一方通行の売り込みが成功する時代ではありません。
それは以前の土壌で戦ってきた昭和の中高年も理解するところです。
「売る仕組み作り」が得意であった我々も成功体験を捨て、頭を切り替えねばなりません。
今は顧客のニーズを探り、その顧客に情報発信をし、そして顧客自らが買いたくなるように仕向ける「売れる仕組み」を構築しなければ売れない時代なのです。
だから企業は「売れる仕組み」を模索して作り、一気通貫で管理し実行していくことがマーケティングの大枠です。
どうですか?
我々中高年もマーケティングとは「売れる仕組み作り」と言い換えると前に進めそうだと感じませんか?
Q「そもそもマーケティングって何?」
A「売れる仕組みを作ること」
こんな感じでマーケティングの概念を言い換えてみましょう。
何だか出来そうな気がしてきませんか?
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
次回のテーマは「DMって何?」です。
出ました!英語の頭文字表記。こいつらがやっかいですよね?(苦笑)
次回も一緒に学びましょう!
次回は10日後程度のUPを目指しておりますが、悩み多き年頃のため確約はいたしかねます。すみません
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